蔵出し未使用品
直径210mm
一段高さ55mm
総高110mm
お色は溜色(濃い小豆色)
お箱に保管中のダメージが少々ございますがお重自体には全く問題ございません
瀬戸内寂聴さんの講話で有名になった岩手県の浄法寺町(現二戸市)は寂聴さんが住職を務めた天台寺は東北最古の名刹で、浄法寺漆器は、この天台寺が建立された1200年前に、僧侶が寺の什器として作り始めたのが起源とされています。
三内丸山遺跡から出土した縄文時代の漆や金閣寺の修復を可能にしたのが浄法寺漆であったことなどから注目されてきた浄法寺は日本最大の漆産地です
浄法寺漆器は、庶民使い用として発展してきたため、プラスチック製品が普及した1960年代には、他産地のように高級品として生き残ることもできず、またたくまに壊滅
それから20年近くを経て、現代の日常使いの漆器として浄法寺漆器を復活させたのが、浄法寺漆器工芸企業組合を設立した、岩舘正二氏と御子息の隆氏です
普段使い用の浄法寺漆器ですから、決して高級工芸品ではありませんが、20工程を超える下地処理が丁寧に行なわれた日本古来の漆器であることは間違いなくそして何度でも修理が可能で、100年使ってもおかしくない程丈夫なものです。
何の飾り気もないが日々使い込む都度色艶が増してまいります
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